音声・動画

動画リサイズ・切り抜き

動画の解像度を変える、必要な部分だけ切り抜く、9:16 や 1:1、16:9 に作り直す。はみ出す部分を切るか、全体を収めて余白を足すかも選べます。FFmpeg がブラウザー内で再エンコードし、ファイルはアップロードしません。

  • リサイズ・切り抜き・比率変更。枠はドラッグでき、仕上がりも即座に確認できます
  • 書き出しサイズは実行前に表示され、ファイルはアップロードされません

動画ファイルをここにドロップ

ファイルは端末に残り、アップロードされません

MP4、MOV、WebM、MKV、AVI、M4V のほか、FFmpeg が読める大半の形式に対応します。

まだ動画が選ばれていません

まず動画ファイルを選んでください。エンジンのダウンロードはそのあとに始まります。

画面

概要

リサイズ、切り抜き、比率変更は、同じ操作を三つの角度から見たものです。元のどこを残すか、新しい画面はどれだけ大きいか、それをどう収めるか。このツールはエンコード前に、その三つすべてを見せます。

  1. 01

    解像度・縦横比・切り抜きを一度に

    4K を 1080p に落とす、画面収録から一部を切り出す、横向きの素材を 9:16 の縦にする。切り抜きと拡大縮小はもともと一本のフィルターチェーンなので、組み合わせても構いません。何をいくつ変えても、デコードは一度、エンコードも一度です。

  2. 02

    切り抜きで残す範囲を自分で決められる

    横長を縦にすれば、必ず何かが失われます。切り抜き枠は映像の上に描かれ、被写体までドラッグできます。中央と決めつけません。再生バーで時間を移せば、その構図が別の場面でも成り立つかを、決める前に確かめられます。

  3. 03

    余白は黒・白・任意の色、またはぼかした映像

    何も切れないときは、余白が切り抜きの代わりになります。単色のほか、同じ映像を拡大してぼかしたものを背面に敷けます。横長の素材を縦の画面へ収めるときも、空白だけより自然に見せやすくなります。

  4. 04

    書き出しサイズを先に示す

    元の画面、残す範囲、最終的な画面、そして画素数が元の何割かが、操作に合わせて更新されます。画面を拡大する設定や比率を崩す設定は、その場で知らせます。書き出したファイルを見て気づくことにはなりません。

  5. 05

    構図プレビューは本物の数値

    右側のプレビューは、切り抜き枠が載っているのと同じデコード映像から、エンコーダーに渡すのと同じ数値で描いています。切り抜きも比率も余白の位置も、表示どおりのものがファイルに入ります。近似なのはぼかした背景だけで、そこはブラウザーのぼかしがエンコーダーの代わりを務めます。

  6. 06

    ローカル処理、アップロードなし

    FFmpeg を WebAssembly にコンパイルし、タブの中で実行します。アップロードなし、順番待ちなし、透かしなし、アカウントも不要です。大きなファイルはブラウザーのメモリに左右されますが、取引先の素材も社内の録画も元の端末から出ません。

使い方

寸法の合わない素材を、そのまま使えるファイルにするまでの 4 ステップ。

  1. 01

    動画をページにドロップするか、ファイル選択から開きます。エンジンのダウンロードはこの時点で始まり、約 31 MB で初回だけです。続いてファイルを読み、解像度・フレームレート・長さを取得します。

  2. 02

    変えるものを選びます。解像度なら「リサイズ」、形なら「縦横比」、一部だけ残すなら「切り抜き」です。枠があるときはドラッグして決め、再生バーで時間を移して、最初の 1 フレーム以外でも構図が成り立つか確かめてください。

  3. 03

    画質を決め、音声を残すかどうかを選びます。右側には最終的な画面サイズと、元の画面との差が表示されます。

  4. 04

    「変換する」を押します。エンコードされた MP4 が右側に表示され、ダウンロード前に再生して確認できます。

詳細

手に入るファイルが望みどおりかを分ける、細かい点。

  • 360p から 2160p までの解像度プリセットと、幅・高さの直接指定
  • 9:16、1:1、4:5、16:9、4:3、21:9 のプリセットと、任意の比率
  • 切って埋める・余白を足して収める・引き伸ばす、を用途ごとに選択
  • 切り抜きで残す範囲を決めるドラッグ可能な枠と、矢印キーによる微調整
  • 比率固定にも対応した自由な切り抜きと、X・Y・幅・高さの直接入力
  • 黒・白・任意の色、またはぼかした映像の余白
  • 書き出しと同じ切り抜き・拡大縮小・余白の計算で描く構図プレビュー
  • エンコード前に分かる書き出しサイズ・残す範囲・画素数
  • 画面を拡大する設定や比率を崩す設定への警告
  • H.264 が求めるとおり、すべての寸法を偶数に丸める処理
  • AAC 音声は再エンコードせず保持し、それ以外は AAC へ変換、または削除
  • エンジン取得中は実バイト数の進捗、そのあとはエンコードの進捗

活用シーン

動画のリサイズが必要になる、よくある場面。

  1. 横向きの素材を縦のフィードへ

    リール、ショート、TikTok では 9:16 がよく使われますが、素材の大半はそうではありません。「切って埋める」で話している人に枠を合わせるか、画面の端まで意味があるなら、全体を収めてぼかした背景に載せます。

  2. アップロード上限に収める

    チャットアプリも、フォームも、チケットシステムも、決まったサイズを超えると受け付けません。解像度を半分にすると 1 フレームの画素は約 4 分の 1 になり、ここの画質設定よりもファイルサイズにずっと効きます。

  3. 画面収録から不要な UI を落とす

    デスクトップ全体の収録は、見せたかったもの以外が大半です。対象のウィンドウや領域まで切り抜けば、見る側が探さずに済み、ひと目で伝わります。

  4. 指定された寸法に合わせる

    広告プラットフォームやアプリストアは、比率ではなく具体的な画面サイズを指定してきます。幅と高さを直接入れ、その形で画面がどう扱われるかを確かめ、差し戻される前に収め方を決められます。

  5. フィードや商品ページの正方形クリップ

    グリッドの中で整って見せたい短い動画なら、1:1 は今も最も安全な形です。被写体が中央に収まるなら切って埋める、端を落とせないなら余白を使います。

  6. アップロードすべきでない素材

    インタビュー映像、医療動画、取引先の素材、社内ツールの収録。どれも変換サイトに渡してよいものではありません。ここでの処理はすべてタブ内で完結し、ネットワークパネルで確認できます。

関連情報

画面を作り直すのは、たいてい工程のひとつです。長い録画の一部しか要らないなら、先に切り出すほど再エンコードするフレームは減ります。それが 動画のトリミングです。短くて、プレーヤーではなく README やチャットに置きたいものなら、アニメーションのほうがよく届きます。そのための 動画を GIF に変換もあります。ほしいのが 1 枚の絵、たとえばサムネイルや資料用の静止画だけなら、 動画フレーム抽出のほうが近道です。なお、画面を作り直すことと決められた容量に収めることは別の作業です。行き詰まっているのが容量なら 動画圧縮をお使いください。

使い方のヒント

一度目の書き出しで構図を決めるための習慣。

  • 切り抜きを決める前に、再生バーを中ほどのフレームまで動かす。冒頭だけで構図を決めると、被写体が半分外れがちです
  • 引き伸ばすより切る。切った画面は意図に見えますが、伸びた画面は誰の目にも壊れて見えます
  • 書き出しサイズは、指定がないかぎり「自動」のまま。画面を拡大しない範囲で最大のサイズを選びます
  • 図表・スライド・操作説明のように何も失えないものには余白を、被写体がはっきりしたものには切り抜きを
  • 送る前にリサイズする。縦横を半分にすれば画素は 4 分の 1 になり、画質を一段下げるより効きます
  • 一部しか使わないなら、先に動画のトリミングで切り出す。残したフレームはすべてエンコードし直されます
  • 長い素材や高解像度の素材はパソコンのブラウザーで。スマートフォンはタブに与えられるメモリーがはるかに少なくなります

制限事項

このツールがあえて行わないことと、苦手なところ。

  • 画面を変えるということは、再エンコードするということです。カットと違ってストリームをそのまま複製する方法はなく、映像は元より一世代分エンコードが進みます。
  • ファイルサイズやビットレートを狙って合わせる機能はありません。画質は CRF で決まり、見た目の品質を一定に保ち、容量は結果として決まります。
  • 長さのカット、結合、回転、字幕、フレームレート変更は行いません。変えるのは画面の形と大きさだけです。
  • 書き出しは常に MP4 で、映像は H.264、音声を残す場合は AAC です。WebM、ProRes、HEVC は書き出しません。音声は先頭のトラックだけを引き継ぎ、多言語の音声や字幕は残りません。
  • 拡大しても、記録されていない細部は戻りません。ファイルが大きく、映像が甘くなるだけで、ブラウザー内のどんな拡大処理でも同じです。
  • エンコードは WebAssembly のシングルスレッドで動くため、デスクトップ版の FFmpeg より遅くなります。長い素材や高解像度の素材は相応に待つことになります。
  • エンコード前に動画全体をメモリーへ読み込みます。WebAssembly は 32 ビットなので、おおよそ 250 MB を超えると不安定になります。
  • エンジンは初回のみ約 31 MB です。以後はキャッシュされますが、新しいブラウザー環境での 1 回目にはこのダウンロードが伴います。
  • HEVC の MKV など、FFmpeg は読めてもブラウザーが再生できない容器ではプレビューが出ません。変換は問題なく動き、欠けるのはプレビューと切り抜き枠だけです。

よくある質問

ブラウザーで動画の大きさや形を変えるときに出てくる疑問。

アップロードせずに動画をリサイズするには?

ファイルをこのページにドロップし、目標の解像度(1080p、720p、または幅と高さの直接指定)を選んで「変換する」を押します。FFmpeg は WebAssembly にコンパイルされてタブ内で動くので、動画が端末から出ることはありません。順番待ちや透かしはありませんが、非常に大きなファイルを処理できるかどうかはブラウザーのメモリに左右されます。

動画を切り抜くには?

「切り抜き」に切り替え、プレビュー上で枠を残したい範囲までドラッグし、四隅の丸印で大きさを変えます。比率ボタンで 1:1、16:9、9:16 などに枠を固定でき、4 つの入力欄には正確なピクセル値を入れられます。枠の外は捨てられ、書き出しサイズは既定で枠と同じ、あとから拡大縮小することもできます。

横向きの動画をリール・ショート・TikTok 用の縦にするには?

「縦横比」を選んで 9:16 を押し、収め方を決めます。「切って埋める」は縦の画面を埋めて左右を切り落とすので、枠を話している人に合わせてください。「余白を足して収める」は画面全体を残し、上下の空きを単色か、同じ映像を拡大してぼかしたもので埋めます。横長の素材を縦の画面へ収めるときも、空白だけより自然に見せやすくなります。

動画をリサイズすると画質は落ちますか?

多少は落ちます。画面の寸法を変えるには全フレームをデコードして再エンコードする必要があり、結果は元より一世代進みます。縮小のほうが穏やかで、記述すべき画素がそもそも減るだけです。拡大は、記録されていない細部を取り戻せません。どれだけ手放すかは画質の設定で決まります。編集を続ける素材なら「高画質」、送るだけなら「容量優先」です。

Instagram・TikTok・YouTube の動画サイズは?

リール、TikTok、ショートなどの縦向きフィードでは、9:16(例:1080×1920)がよく使われます。正方形なら 1:1 の 1080×1080、より縦に長い 4:5 の 1080×1350 はスマートフォンの画面を広く使えます。YouTube や多くのプレーヤーでは 16:9 が一般的で、1920×1080、ファイルを小さくしたいなら 1280×720 が目安です。ここで比率を選び、短辺を 1080 にすると、それぞれの一般的なサイズにできます。

動画はどこかにアップロードされますか?

されません。エンジンは WebAssembly にコンパイルされた FFmpeg で、ブラウザーのタブ内で動きます。ファイルはディスクからタブのメモリーに読み込まれ、結果はダウンロードとして書き出されます。ファイルがネットワークを通ることはなく、変換中にネットワークパネルを見れば確認できます。

切り抜くべきか、余白を足すべきか?

被写体がはっきりしていて、画面の端に情報がないなら切り抜きです。人物、商品、顔などがこれにあたります。何も失えないときは余白です。図表、スライド、全画面の操作説明、端に文字があるものなどです。余白は面積を、切り抜きは映像を犠牲にします。選び方を間違えると、どちらでも見る人に伝わってしまいます。

変換にはどれくらいかかりますか。ファイルの上限は?

全フレームをタブ内のシングルスレッドでデコードし、拡大縮小し、エンコードし直すので、時間は長さ・解像度・端末次第です。短いクリップはすぐ、長く高解像度の素材はそれなりにかかります。実際の上限は時間よりメモリーで、処理中はファイル全体がタブに載るため、おおよそ 250 MB を超えると不安定になります。必要な部分を先に切り出せば、どちらの数値も下がります。

再エンコードせずにリサイズできますか?

できません。どのツールでも同じです。圧縮された動画は、フレームを特定の画素グリッド上に保存しています。グリッドを変えるには、デコードし、リサンプリングし、もう一度エンコードするしかありません。ストリームをそのまま複製する方法(時間で切り出す動画のトリミングが使っているもの)は、映像自体に手を触れない場合にだけ成り立ちます。切り出しが一瞬で、リサイズがそうでないのはこのためです。

なぜ幅と高さが必ず偶数になるのですか?

H.264 で一般的な 4:2:0 では、2×2 画素ごとに色差サンプルを 1 つ持ちます。そのため幅や高さが奇数だと、最後の行や列の色を表す方法がなく、エンコーダーはその寸法を受け付けません。このツールはすべての寸法と切り抜き開始位置を偶数に丸めて表示します。エンコードを失敗させたり、色差の面を黙って半画素ずらしたりはしません。

関連ツール

ブラウザー内だけで動画を扱うツールが、ほかにもあります。