PDF 圧縮
PDF をより小さなサイズへ圧縮します。処理はすべてブラウザ内で完結し、ファイルはどのサーバーにも送信されません。圧縮方法は 2 つあります。テキスト層を残す構造圧縮は、内部を再パックして冗長なメタデータを削除するだけ。本文、リンク、しおり、フォームフィールドは元のまま、削減量はおおむね 5-20% です。ページラスタライズは pdf.js で 1 ページずつ JPEG に変換してから PDF を再構築し、削減量は 50-90% に達することもありますが、文字はピクセル化されてコピーや検索ができなくなります。実際に使われる場面: メール添付の容量制限に引っかかった、アップロードフォームが 5-10 MB しか許可しない、編集しない相手にスキャンを送りたい、サイトや資料に埋め込む PDF を軽くしたい、といったところ。
- 2 つのモード: テキスト層を残す構造圧縮と、各ページをラスタライズする画像圧縮
- 構造圧縮は 5-20% 削減、本文、リンク、しおり、フォームフィールドはそのまま
- ラスタライズは 50-90% 削減、3 段階プリセットに加えて DPI と JPEG 画質を手動で調整可能
- アップロード直後に元のファイルサイズと総ページ数を表示、モード選びの判断材料になる
- 完了後に削減率と前後比較を表示。納得いかなければパラメーターを変えて再圧縮できる
- 処理はすべてブラウザ内で完結。アップロードもサーバーログも一切なく、オフラインでも動く
- 暗号化された PDF は読み込み時点でエラー。最後まで処理してから壊れたファイルを返すことはない
- 元の PDF は書き換えられないため、パラメーターを変えて何度でも試せる
PDF をここにドラッグするか、クリックしてファイルを選択
PDF を 1 つ選んでください。圧縮はすべてブラウザ内で完結します。
内部を再パックしてメタデータを削除するだけ。文字、リンク、しおりはそのまま。削減はおおむね 5-20%。
テキスト中心の PDF、契約書、マニュアル、目次やリンクを含む文書に向いています。見た目を変えず、コピー、検索、ページ内移動も保てます。
ページ数
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元のサイズ
—
圧縮後
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削減
—
PDF をアップロードしてモードを選ぶと、結果がここに表示されます。
概要
テキスト中心の PDF と画像中心の PDF それぞれに合う 2 つの圧縮パスを用意し、パラメーターは細かく調整できます。結果は予測可能です。
- 01
テキスト層を残す構造圧縮
pdf-lib で内部を再パックし、冗長なメタデータを削除します。本文、フォント、リンク、目次、しおり、フォームフィールドはすべてそのまま。サイズはおおむね 5-20% 減ります。テキスト中心の PDF に向いています。
- 02
ページをラスタライズして画像圧縮
pdf.js で各ページを JPEG に変換し、PDF を再構築します。代わりに文字はピクセル化され、コピーや検索ができなくなります。代償が許容できるなら、サイズはおおむね元の 1/5〜1/10。スキャンや画像中心の PDF で効果が大きい方法です。
- 03
3 段階プリセットと手動微調整
高画質、標準、最大圧縮の 3 つのプリセットをそのまま選べます。細かく合わせたいときは DPI と JPEG 画質のスライダーを動かしてください。プリセットとスライダーは同じパラメーターを共有し、片方の変更がもう片方にも反映されます。
- 04
前後比較
完了後、元のサイズ、圧縮後のサイズ、削減率、現在の画質レベルが一目で確認できます。納得できなければパラメーターを変えてやり直せます。
- 05
まとめて一括処理
現バージョンは PDF 全体を一度に処理し、ページ単位の選択はできません。一部のページだけ圧縮したい場合は、PDF 分割で先に取り出してから戻ってきてください。
- 06
ページ比率を維持
A4、A3、レターサイズ、ポスターやそのほかのカスタムページサイズも、元の縦横比のまま出力します。引き伸ばしや潰しは発生しません。
- 07
暗号化 PDF は即時エラー
パスワード付きファイルは読み込み時点で明確なエラーを返します。長く待たされた末に半端なファイルが出る、ということはありません。
- 08
完全ローカル動作
アップロード、読み込み、圧縮、ダウンロードはすべてブラウザ内で完結します。サーバーへの送信はなく、オフラインでも使え、タブを閉じるとメモリ上のデータも解放されます。
使い方
アップロード、モード選択、パラメーター調整、ダウンロード。多くのファイルは数秒〜数十秒で終わり、ソフトのインストールも不要です。
- 01
PDF をアップロード領域にドラッグするか、ボタンからファイルを選びます。ツールが即座にファイルサイズと総ページ数を読み取ります。
- 02
モードを選びます。テキスト中心の PDF はまずテキスト層を残すで試してみてください。機能は保たれ、リスクも小さい選択です。スキャンや画像中心の PDF は最初からページをラスタライズで大きな削減を狙えます。
- 03
ラスタライズ側ではプリセットを選びます。印刷や正式用途は高画質、日常の共有は標準、サイズ最優先で画面で見るだけなら最大圧縮、という目安です。
- 04
プリセットを使わず、DPI と JPEG 画質のスライダーで細かく合わせることもできます。どれかを動かすとプリセットは自動的にカスタムに切り替わります。
- 05
圧縮を開始します。数十 MB 程度の PDF なら数秒で終わります。数百 MB や数百ページの場合は時間がかかりますが、処理中は進捗が表示されます。
- 06
削減率と前後のサイズを確認します。画質が物足りないと感じたら、一段階上のプリセットを選び直して再実行してください。
- 07
ダウンロードから圧縮後の PDF を保存します。元のファイルは書き換えられないので、同じ原本にパラメーターを変えて何度でも試せます。
詳細
配布前に PDF が大きすぎて困る、というよくある問題を解くために作っています。パラメーターは触れるし、処理の中身も見えるようにしています。
- テキスト層を残すモードとページをラスタライズするモードを切り替え
- ラスタライズ側に高画質、標準、最大圧縮の 3 段階プリセット
- DPI スライダー、50 から 200 まで調整可能
- JPEG 画質スライダー、10 から 100 まで調整可能
- プリセットとスライダーが同じパラメーターを共有して連動
- アップロード後に元のファイルサイズ、総ページ数、先頭ページの寸法を表示
- 圧縮中は進捗を表示、いま何ページ目を処理しているか確認できる
- 完了後に元サイズ、圧縮後サイズ、削減率を表示
- 元の PDF は処理中も変更されず、何度パラメーターを変えても汚れない
- 暗号化 PDF は読み込み時点で明確なエラーメッセージ
- 元のページ比率を維持、A4、A3、レター、ポスターも実寸で出力
- テキスト層を残すモードでは文字、リンク、しおり、フォームフィールドがすべて保持される
- Chrome、Edge、Firefox、Safari、Brave のデスクトップとモバイル両方で動作
- 完全ローカル動作、オフラインでも使える、サーバーログはなし
活用シーン
大きすぎる PDF は、スキャン、画像が多い報告書、オフィスの複合機の出力から生まれることが多い印象です。実際に出くわす場面を挙げます。
-
メール添付がはじかれる
メールサーバーは 1 通あたり 10 MB や 25 MB の上限があることが多いです。画像が多い報告書は構造圧縮ではほぼ救えないので、ラスタライズの標準あたりが現実的。
-
チャットで同僚に送る
WeChat、Slack、Teams で大きいファイルを送ると、アップロードもダウンロードも数分かかってしまいます。先に圧縮しておくと、相手の開きも速くなります。
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無料クラウドの容量が苦しい
スキャンした契約書 1 つで数十 MB、無料クラウドの上限はすぐ埋まります。まとめて圧縮し直すと、まとまった空きを取り戻せます。
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サイズ上限が厳しいアップロードフォーム
行政、HR、申請系のフォームは 5-10 MB に制限されていることが多く、原本がそれを超えると圧縮しないと先に進めません。
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記事やニュースレターの添付ファイル
長い報告書を添付する前に圧縮しておくと、読者のダウンロードが速くなり、待ちきれずに離脱する割合も減ります。
-
履歴書、ポートフォリオ
採用担当者に 600 DPI は不要です。標準プリセットで十分なケースが多く、ファイルは半分以下になり、スクロールもなめらかになります。
-
閲覧専用の相手へスキャンを送る
長期保存を意図しない、軽く眺めるだけのスキャンなら最大圧縮プリセットでも実用範囲内。サイズは元のおよそ 10 分の 1 に。
-
オフィス複合機の出力
オフィスの複合機は 1 ページあたり 1-2 MB になることがざらで、数十ページで数百 MB になります。ラスタライズで普通にメール添付できる容量まで戻せます。
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サイトや資料に埋め込んだ PDF
公開ダウンロードページ、Notion や Confluence の添付などは、PDF が軽いほど訪問者の待ち時間が短くなります。
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古い端末で開くのが遅い
数年前のスマホや低スペックの PC だと数十 MB の PDF を開くのに引っかかります。圧縮するとページめくりが目に見えて速くなります。
-
アーカイブの整理
ドライブやクラウドに長年溜まった PDF を、大きいものから順にまとめて圧縮するとかなりの空きが戻ります。
-
国際間の送信時間を短く
回線が不安定な国際接続では、サイズが小さいだけで送り手と受け手の待ち時間がだいぶ違います。
関連情報
一部のページだけ圧縮したいときは、まず PDF 分割 で抜き出してから圧縮してください。アップロードフォーム向けに PDF を画像にしたい場合は、 PDF を画像に変換 を直接使うほうが早いです。ほかの PDF や画像のツールは ファイル のカテゴリページから探せます。
使い方のヒント
モードと画質の選択には常にトレードオフがあります。実務で繰り返し効くパターンをまとめました。
- テキスト中心、画像が少ない PDF はテキスト層を残すから。検索とコピーは維持され、削減量は控えめでもリスクは最小です。
- スキャンされた契約書、画像中心の報告書、複合機の出力はそのままラスタライズで。元の 5 分の 1〜10 分の 1 になることが多いです。
- 中身がわからないときは、まずテキスト層を残すで様子を見て、ほぼ変わらなければラスタライズに切り替えます。
- 画質は上から下に試します。標準で十分なら止めてよく、毎回最大圧縮まで攻める必要はありません。
- 180 DPI / 画質 80 は正式共有や後で印刷する用途に、120 DPI / 画質 50 は画面表示に、96 DPI / 画質 30 は圧縮痕が出てもサイズ優先の用途に向いています。
- 後で印刷する PDF や OCR にかける PDF は最大圧縮を避けてください。印刷品質も認識精度も明確に落ちます。
- 高解像度の数百ページのスキャンを一気に圧縮すると、ブラウザのメモリを大量に消費します。デスクトップ向きで、モバイルなら先に PDF 分割を。
- うまく仕上がらないときはパラメーターを変えてやり直してください。すでに圧縮されたファイルをさらに圧縮するのは避けます。
- 見るだけの相手(上司、顧客、家族など)には最大圧縮で足りることがほとんどです。
- 署名や目次ジャンプ付きの PDF をラスタライズすると、これらの機能は失われます。原本は残しておいてください。
- 国際メールや遅い回線の場面では、PDF を軽くするだけで送受信の待ち時間がはっきり減ります。
- プライバシーに関わるファイルを扱うときは、プライベートウィンドウで開き、終わったらダウンロード履歴も消しておくと安全です。
制限事項
圧縮には常にトレードオフがあります。決める前に知っておきたい境界をまとめました。
- ラスタライズ後は文字がピクセルになり、コピーや検索ができなくなります。文字検索を残したい場合は原本も別途保管してください。
- ラスタライズでは目次、しおり、リンク、フォームフィールド、注釈、デジタル署名も失われます。
- すでに高度に最適化された PDF(Adobe Acrobat の最適化保存など)では、テキスト層を残すで 5% 未満しか減らないことがあります。さらに減らしたい場合はラスタライズへ。
- 暗号化 PDF、破損 PDF、厳格な PDF/A や PDF/X、DRM 保護ファイルは読み込みや圧縮に失敗することがあります。
- ラスタライズは JPEG エンコードを使うため、純粋にテキストだけのページには微妙な圧縮痕が出ます。文字だけの PDF にはこのモードは不向きです。
- 数百 MB、数千ページの大きなファイルは、一度に処理すると大量のメモリを消費します。モバイルでは特に失敗しやすいので、先に PDF 分割を。
- 圧縮後の PDF は新しいファイルとして生成され、元の PDF のタイトル、著者、キーワードといったメタデータは引き継がれません。
- レンダリングはブラウザに同梱された pdf.js を使うため、Adobe Acrobat とはアンチエイリアスやフォントフォールバックで若干の差が出ます。一部の埋め込みフォントは圧縮後に微妙にずれることがあります。
- 一度に処理できるのは 1 つの PDF だけです。複数まとめて処理したい場合は、1 つずつアップロードしてください。
よくある質問
モード、画質、プライバシー、他ツールとの違いに関する質問をまとめました。
テキスト層を残すとページをラスタライズの違いは?
テキスト層を残すは内部を再パックし、冗長なメタデータを削除するだけ。文字、リンク、しおりはそのまま残り、削減はおおむね 5-20%。ページをラスタライズは各ページを JPEG に変換し PDF を再構築するため、50-90% 削減も可能ですが、文字はピクセル化され、コピーや検索はできなくなります。
まずどちらを試すべき?
まずテキスト層を残す。テキスト中心の PDF はこれだけで十分なことが多く、機能もすべて保持できます。5% 未満しか減らないときにラスタライズへ切り替えてください。
3 つのプリセットの具体的なパラメーターは?
高画質 = 180 DPI / 画質 80、正式共有や後で印刷する用途に向いています。標準 = 120 DPI / 画質 50、画面で読む分には十分。最大圧縮 = 96 DPI / 画質 30、サイズ優先で、文字の縁や圧縮痕が見えるレベルになります。
最大圧縮でも文字は読める?
画面では読めます。拡大したり印刷したりすると劣化がはっきりわかります。最大圧縮は画面で見るだけの転送用途に限定するのがおすすめで、印刷予定の PDF は標準以上にしてください。
暗号化 PDF も圧縮できる?
できません。パスワード付き PDF は読み込み時点でエラーになります。専用の PDF 復号ツールでパスワードを外してから戻ってきてください。
アップロードされる?
されません。すべてブラウザ内で処理し、ファイルはどのサーバーにも送信されません。オフラインでも動き、タブを閉じればメモリ上のデータも解放されます。
元のファイルは上書きされる?
されません。出力は新しい PDF ファイルです。元のファイルはそのままディスクに残るので、何度でもパラメーターを変えて試せます。
なぜ PDF があまり小さくならない?
理由は主に 2 つ。すでに最適化済みの PDF だとテキスト層を残すで削るものがほとんどない、もしくはほぼ文字だけの PDF で元から小さい、というケースです。どちらの場合もラスタライズなら更に削れますが、文字がピクセル化される代償が伴います。
どのくらいのサイズまで対応?
明確な上限はなく、ブラウザのメモリで決まります。数十 MB ならデスクトップで普通に処理できます。数百 MB や数千ページの場合は、PDF 分割で先に分けて少しずつ圧縮する方が安定します。
スマホでも使える?
使えます。iOS Safari、Android Chrome どちらでも動きますが、モバイルはメモリが厳しめです。50 MB を超えるスキャンや、高 DPI でのラスタライズはつまずきやすいので注意してください。
ラスタライズ後でも OCR できる?
できます。OCR は画像内容を読み取るので、元の PDF にテキスト層があったかどうかとは無関係です。ただし圧縮で解像度が落ちると認識精度も下がるので、OCR を続ける場合は高画質プリセットを選んでください。
圧縮後の PDF をさらに圧縮してもいい?
技術的には可能ですが、おすすめしません。ラスタライズは不可逆な処理なので、繰り返すと画質が一気に落ちる割にサイズの追加削減はわずかです。毎回原本から始めるのが安全です。
圧縮後に画質が悪く見えるのはなぜ?
ラスタライズはページを描き直して JPEG で再エンコードする処理なので、本質的に不可逆です。テキスト層を残すならこの問題は起きませんが、削減は 5-20% に留まります。画質を優先するなら高画質プリセットか、テキスト層を残すモードを選んでください。
SmallPDF、iLovePDF、Adobe Acrobat との違いは?
処理の場所が違います。本ツールはブラウザ内で完結し、ファイルは端末から出ません。オンラインサービスは通常、PDF をサーバーへアップロードして処理結果を返します。機能面では本ツールは圧縮に特化しており、OCR や PDF→Word のような拡張はありませんが、同じサイト内の PDF 分割、結合、整理、透かし追加、PDF→画像と組み合わせて使えます。
関連ツール
圧縮は配布前の最後の一手です。終わればそのままメール送信、クラウド保存、アップロードに進めます。分割、結合、透かし、画像への変換が必要なら、同じカテゴリにそれぞれのツールがあります。