PDF を画像に変換
ブラウザに内蔵された pdf.js を使って、PDF の各ページを PNG / JPG / WebP の画像に書き出します。処理はすべてローカルで完結し、ファイルがサーバーに送信されることはありません。一冊まるごと変換することも、ページ範囲を指定して必要な数ページだけ書き出すこともでき、解像度は画面共有向けの 96 DPI から印刷用の 600 DPI まで自由に選べます。PNG モードでは透明領域を保持でき、JPG モードでは画質を個別に調整できます。画像しか受け付けないサポートポータルへ提出する、スライドを SNS のカード画像として出す、デザインファイルのサムネイル画像を作る、履歴書やポートフォリオを画像にして相手が PDF リーダーを開かなくても閲覧できるようにする、といった用途で使えます。
- すべてのページをブラウザ内で pdf.js を使ってローカル描画。PDF のバイトは端末を離れません
- PNG(透明背景オプションあり)、JPG(品質 1-100 調整可能)、WebP の 3 形式に対応
- 72 DPI から 600 DPI まで任意指定。画面、Retina、印刷、印刷所まで幅広くカバー
- 1-3, 5, 7-9 のような範囲構文で、必要なページだけを指定して書き出せます
- アップロード時に総ページ数と先頭ページの寸法を自動で読み取り、確認用に表示
- すべての画像をまとめて ZIP でダウンロード、または一覧から 1 枚だけ保存することも可能
- 元 PDF のアスペクト比を維持。A4、A3、レター、カスタムサイズも歪まずに出力
- パスワード付き PDF は読み込み時点で明示的にエラーを出し、空白画像を黙って生成しません
PDF をここにドロップ、またはクリックして選択
PDF を 1 つ選択してください。すべての処理はブラウザ内で完結します。
可逆圧縮、文字や線が最もシャープ、サイズは大きめ
高いほど鮮明、ただしサイズも増えます。目安は 96(画面)、150(Retina)、300(印刷)、600(印刷所)。
空欄ですべて出力。範囲を指定する場合は、単一ページ・範囲・複数セグメントをカンマで区切って記述します。
元ページ数
—
出力枚数
—
出力サイズ合計
—
PDF を選んでオプションを設定すると、変換結果がここに表示されます。
概要
PDF の各ページを画像に書き出します。形式、解像度、対象ページを明示的に指定でき、結果を予測しやすい設計です。
- 01
主要な 3 形式に対応
PNG は文字・線が最もシャープで透明領域も保持できます。JPG はスキャンや写真の多い PDF 向けで軽量。WebP は JPG よりさらに小さく、主要ブラウザでそのまま開けます。
- 02
解像度をカスタマイズ
72 DPI から 600 DPI まで任意指定。96 / 150 / 300 / 600 の 4 段階はワンクリックで切り替え可能。画面は低め、印刷は高めと用途で調整できます。
- 03
JPG 品質スライダー
JPG モードでは 1-100 で品質を指定できます。85 がサイズと画質のバランス点。低くするとブロックノイズが目立つため、推定サイズを見ながら調整してください。
- 04
PNG の透明背景
PNG では透明領域を保持できます。一般的なオフィス文書は白塗りであることが多く、その場合は変化しません。ロゴやベクター、デザイン稿を PDF から取り出して合成する場面で役立ちます。
- 05
ページ範囲指定
1-3, 5, 7-9 のような範囲構文で、書き出すページを精密に選択できます。表紙だけ欲しいときなど、毎回全ページを描画するより速くなります。
- 06
アスペクト比を保持
PDF ページの物理サイズに基づいて画像の幅と高さを算出。A4、A3、レター、カスタムサイズのいずれも歪まずに出力されます。
- 07
ローカル処理
pdf.js でブラウザ内描画するため、PDF のバイトはサーバーに送信されません。契約書、本人確認書類、診療資料など機密性の高い内容にも安心して使えます。
- 08
パスワード PDF の検出
パスワード付き PDF は読み込み時点で明示的にエラーを出します。空白画像を黙って生成したり途中で落ちたりしないため、すぐに別ツールへ切り替える判断ができます。
- 09
ZIP ダウンロード
複数の出力をワンクリックで ZIP にまとめます。ファイル名はゼロ埋め番号(page-001.png など)なので、ファイル名順とページ順が一致します。
- 10
個別ダウンロード
結果一覧から 1 枚だけ保存することもできます。一部のページだけ欲しいときに、ZIP を作らず直接取り出せます。
使い方
アップロードからダウンロードまで、多くの PDF は数秒から十数秒。インストール作業はありません。
- 01
「PDF を選択」をクリック、または PDF ファイルをアップロード領域へドラッグ。総ページ数と先頭ページの寸法が自動で読み込まれます。
- 02
出力形式を選びます。PNG は文字と透明背景向き、JPG はスキャンや写真主体のページ向き、WebP は最小サイズを狙うとき。
- 03
解像度 DPI を設定します。画面表示なら 96-150、Retina デバイスなら 200 前後、通常印刷は 300、印刷所への入稿は 600 が目安です。
- 04
一部のページだけ必要なときは「出力するページ」に 1-3, 5, 7-9 の形式で記入。空欄なら全ページが対象です。
- 05
JPG モードでは品質(1-100)、PNG モードでは「透明背景」のオン / オフを設定できます。
- 06
「変換を開始」をクリック。各ページをブラウザ内で描画し、進捗インジケーターで現在処理中のページを確認できます。
- 07
描画が完了するとサムネイルが並びます。「ZIP をダウンロード」で一括取得、または各行の「ダウンロード」で 1 枚ずつ保存できます。
詳細
「PDF を画像として扱いたい」「画像しか受け付けないシステムに送りたい」というニーズに沿って設計しています。
- PNG / JPG / WebP の 3 形式を自由に切り替え
- DPI を 72-600 の範囲で任意指定。96 / 150 / 300 / 600 のクイックボタンあり
- JPG は 1-100 の品質スライダーでサイズと画質のバランス調整
- PNG では透明背景オプションをチェックで切り替え
- 1-3, 5, 7-9 形式のページ範囲指定。空欄ですべて出力
- アップロード時に総ページ数、先頭ページの寸法、ファイル情報を自動表示
- 出力ファイル名はゼロ埋め番号付き(例:page-001.png)
- 描画中は進捗インジケーターで現在のページを表示
- 描画完了後はすべてのサムネイルを並べて表示、クリックで原寸プレビュー
- ZIP 一括ダウンロード、または一覧から 1 枚ずつ個別ダウンロード
- 出力サイズの合計をサマリーにリアルタイム表示
- 元 PDF は変更されないため、同じファイルで設定を変えて何度でも再描画可能
- パスワード付き PDF は読み込み時点で明示的にエラー
- A4、A3、レター、カスタムサイズなど、元の縦横比を維持
- Chrome、Edge、Firefox、Safari、Brave などの主要なデスクトップ・モバイルブラウザに対応
活用シーン
PDF を画像にしたくなる場面は意外と多く、以下はいずれも実際に出てくるケースです。
-
画像のみ受け付けるサポートポータル
銀行、自治体、保険、医療機関のチケットや申請窓口の中には、jpg / png しか受け付けないものがあります。スキャンした契約書や証明書を画像にしてそのまま提出できます。
-
チャットツールでそのまま送りたい
Slack や Microsoft Teams、LINE では PDF は添付として表示されがちですが、画像にしておくとプレビューで開かずに内容を伝えられます。会議前の共有に向いています。
-
デザインレビューと注釈
デザイナーが書き出した PDF を PNG にして Figma、Miro、社内チャットに貼れば、レビュワーが PDF リーダーを用意しなくても注釈作業に入れます。
-
スライドを SNS カードに
プレゼン資料を PDF で書き出してから画像化すると、X、Instagram、LinkedIn にカルーセル投稿として 1 ページずつ載せられます。
-
履歴書・ポートフォリオの画像版
応募の場面では PDF を開かずに済ませる人もいます。ポートフォリオの各ページを JPG にして本文に添えると、目に留まる確率が上がります。
-
PDF サムネイル・表紙画像
サイトやブログ、ドキュメントシステムで PDF 一覧のプレビュー画像が必要なとき、先頭ページを PNG にして使うと管理が楽になります。
-
電子書籍や講義資料をスマホで読む
画像をスマホのフォトライブラリに入れておけば、PDF リーダーがない端末や、機内など回線のない環境でもページをめくって読めます。
-
印刷所への入稿前の校正用
300-600 DPI で書き出して画像編集ソフトに渡し、色味や塗り足し、印字位置の最終確認に使います。
-
論文のスクリーンショットや発表素材
論文の引用や、発表スライド用の図版抜き出しなど、リーダーのスクリーンショットより画像書き出しのほうがリーダー UI や透かしが入らず使いやすい場面があります。
-
OCR 前処理
一部の OCR エンジンは画像入力のほうが認識精度が安定します。先に高解像度の画像に書き出してから Tesseract、PaddleOCR、各種オンライン OCR に渡すと結果が良くなることが多いです。
-
画像主体のやり取りをする相手向け
取引先、家族、経営層など、画像添付のほうが扱いやすい相手に領収書、搭乗券、申請書を送るときに便利です。
-
画像のほうが安定するアーカイブ
一部のアーカイブシステムでは画像のほうが PDF より長期保存に向いています。事前に画像化しておくと、数年後に PDF バージョン互換で困らずに済みます。
使い方のヒント
一見シンプルな作業ですが、形式・解像度・サイズのバランスにはいくつか定石があります。
- 画面共有や Web 埋め込みなら PNG の 96-150 DPI で十分。文字も鮮明で、1 ページあたり 100-500 KB に収まりやすいです。
- 印刷向けは 300 DPI 以上、雑誌・画集・上製本などの入稿は 600 DPI を目安に。ただし 1 ページが 10 MB を超えることもあります。
- 白背景のスキャン文書なら、JPG の品質 80-85 で PNG の半分程度のサイズになり、文字の読みやすさはほぼ変わりません。
- ロゴ、UI スクリーンショット、デザイン稿のような線がはっきりした素材は PNG が向いています。JPG だと縁にノイズが出やすくなります。
- 暗い背景に重ねたい、または素材だけ切り出して合成したい場合は PNG +「透明背景」を使います。
- 数百ページの PDF を 600 DPI で一気に描画すると、ブラウザのメモリが限界になります。範囲を分けて段階的に処理してください。
- 範囲構文では半角のカンマとハイフンを使います。日本語ワープロからコピーすると全角文字が混ざりやすいので注意。
- 表紙だけほしい場合は、ページ範囲に 1 とだけ書くのが最速。全ページ描画して削除するより圧倒的に速いです。
- 出力ファイル名のプレフィックスに業務キーワード(例:contract-acme-page、slides-2026Q2)を入れておくと、フォルダ内で探しやすくなります。
- 特殊サイズ(大型デザイン、ポスター、CAD 出力など)の場合、500 DPI 以上にすると 1 枚 20-50 MB に達することがあります。まず 200-300 DPI で試してください。
- 動画、Keynote、PowerPoint に貼り込む予定なら、目標ピクセル(例:1920×1080)から逆算して DPI を決めると無駄な描画を減らせます。
- 機密情報を扱うときは、プライベートウィンドウやオフライン環境で開き、終わったらブラウザのダウンロード履歴を整理することをおすすめします。
制限事項
PDF を画像に変換する操作は「見た目を保ち、構造を失う」性質のものです。前提として知っておきたい点をまとめます。
- 変換後の文字はピクセルになり、検索や選択コピーはできなくなります。検索性が必要なら元 PDF を残してください。
- リンク、目次、しおり、フォームフィールド、注釈、電子署名はすべて画像では消えます。残るのは見た目だけです。
- 600 DPI で大判ページを描画すると、1 枚あたり 50 MB 近くになる場合があります。メモリの少ない端末(特にスマートフォン)ではフリーズや失敗の原因になります。
- パスワード付き PDF、破損したファイル、厳格な PDF/A や PDF/X、DRM 保護ファイルは pdf.js では読み込めない、または正しく描画できない場合があります。
- 埋め込みフォントの一部は pdf.js と Adobe Acrobat で描画が若干異なります。ごく稀に日本語・特殊記号・上下添字がわずかにずれて見えることがあります。
- 透明背景は PNG のみ有効です。JPG とデフォルトの非可逆 WebP はアルファチャンネルを持ちません。
- ベクター画像はラスタライズされるため、拡大するとジャギーが出ます。可逆な拡大や再編集が必要なら、元 PDF や SVG を保管しておくほうが安全です。
- pdf.js はアンチエイリアス、フォント代替、サブピクセル処理のアルゴリズムが Acrobat / Foxit / Apple Preview と少し異なります。日常文書では見分けはほぼつきません。
- PDF 側で回転されているページ(横向きでスキャンされた 90 度のページなど)は「見えているとおり」に出力されます。元データの向きではない点に注意してください。
よくある質問
形式選び、解像度、ファイルサイズ、他のツールとの違いなど、よく聞かれる点に答えます。
PNG、JPG、WebP のどれを選ぶべき?
PNG は文字、UI スクリーンショット、デザイン稿、透明背景が必要な場合に向いています。可逆圧縮ですがサイズは大きめです。JPG はスキャンや写真、文書全般に向いており、サイズが小さい代わりに圧縮ノイズが乗ります。WebP は JPG より一段小さく、現代のブラウザならそのまま開けますが、古いソフトに送ると開けないことがあります。
DPI はいくつにすればよい?
画面表示は 96-150、Retina や 4K 画面は 200 前後、通常印刷は 300、印刷所への入稿は 600 が目安です。まず 150 で書き出してみて、必要に応じて上げるのが安全な選び方です。
600 DPI に設定したのに 4000 ピクセル超にならないのはなぜ?
画像のピクセル数 = ページのインチサイズ × DPI です。A4 は約 8.27 × 11.69 インチなので、600 DPI で約 4960 × 7016 ピクセルになります。PDF 側でページが縮尺されていたり特殊サイズだったりすると、結果のピクセル数も変わります。
「透明背景」って具体的にどういう意味?
チェックを入れると、PDF に背景色が指定されていない領域が透明ピクセルとして書き出されます。注意点として、多くのオフィス文書やスキャンページは白で塗られているため、チェックの有無で見た目は変わりません。ロゴ、ベクターアート、デザイン稿のような本当に背景のない素材を扱うときに役立つオプションです。
PDF はアップロードされる?
いいえ。ブラウザ内蔵の pdf.js でローカル描画するため、バイトはどのサーバーにも送られません。オフラインでも動作し、タブを閉じればメモリ内のコピーも解放されます。
パスワード付き PDF も変換できる?
できません。パスワード付き PDF は読み込み段階で失敗します。先に PDF 解除ツールでパスワードを外してから変換してください。
一部のページだけ書き出すには?
「出力するページ」に範囲を入れます。3 とだけ書けば 3 ページ目だけ、1-3, 7 と書けば 1-3 ページと 7 ページが対象です。空欄なら全ページが対象になります。
複数の PDF をまとめて変換できる?
現在のバージョンでは 1 度に 1 ファイルです。複数あるときは 1 つずつアップロードしてください。それぞれの出力は別の ZIP にまとまります。
書き出した画像はさらに圧縮できる?
はい。本ツール自体に追加の圧縮機能はありませんが、書き出し後に同サイトの画像圧縮や画像形式変換ツールを使えば、JPG の品質調整や WebP / AVIF への変換でさらに小さくできます。
スキャンした PDF を変換すると文字がぼやけるのはなぜ?
スキャン PDF はもともとビットマップなので、解像度はスキャン時点で決まっています。ここで 600 DPI を指定しても、存在しない解像度を生み出すわけではなく、ただファイルサイズが増えるだけです。スキャン時に十分な解像度で取り込み、その値に近い DPI でここに渡すのが正解です。
ページの順番や向きは元 PDF と同じ?
はい。pdf.js が読み取った順序のまま 1 ページずつ描画します。PDF 側で回転されているページもそのまま、見た目どおりに出力されます。順番が入れ替わったり、回転が勝手に直されたりはしません。
どのくらい大きな PDF まで変換できる?
固定の上限はなく、ブラウザのメモリ次第です。数十 MB の PDF を 300 DPI で変換するのは通常問題ありません。数百 MB のスキャン書籍や数千ページのファイルは、範囲を分けて少しずつ変換するのがおすすめです。
スマートフォンでも使える?
使えます。iOS Safari、Android Chrome の両方で動作確認しています。ただしモバイル端末はメモリが少ないため、50 MB 超のスキャンや 600 DPI 描画ではタイムアウトすることがあります。スマホでは PNG / JPG の 150 DPI を目安にしてください。
出力結果は Adobe Acrobat の書き出しと完全に同じ?
完全には一致しません。pdf.js と Acrobat はアンチエイリアスやフォント代替、サブピクセル処理のアルゴリズムが異なるため、ごく特殊な埋め込みフォントや複雑なベクター素材ではわずかな差が出ることがあります。一般的な文書では見分けはほぼつきません。
SmallPDF、iLovePDF、Adobe Acrobat との違いは?
大きな違いは処理場所です。本ツールは pdf.js を使ってブラウザ内で描画するため、ファイルが端末から出ません。オンラインサービスは通常サーバーにアップロードして処理結果を返すため、通信速度の影響を受け、プライバシーの観点でも気をつかう必要があります。機能面では、本ツールは PDF → 画像にだけ集中しており、OCR や PDF → Word の機能はありません。ただし、同サイト内の PDF 分割、結合、整理、透かし、画像圧縮などと組み合わせて使えます。
関連ツール
PDF を画像にする作業は、多くの場合次のステップへの中継地点になります。出力サイズをさらに下げたいときは画像圧縮、WebP や AVIF など別形式に切り替えたいときは画像形式変換、元 PDF をさらに編集したいときは PDF 分割・結合・整理を組み合わせて使えます。